ダッシュボード損傷とは

ダッシュボード損傷とは、交通事故での衝突の衝撃、または急ブレーキの際に勢いで膝をダッシュボードに打ち付け、膝や股関節などを損傷するというものです。 実際にはダッシュボードとありますが助手席だけでなく、後部座席の人が前の人の背もたれで、膝を打つ場合にも起こります。

比較的希な損傷と言われていましたが、車の高スピード化により急速に増加しています。

交通事故では「むち打ち」が一般的に知られていますが、膝・大腿骨・股関節・骨盤のケガもありますので、見逃さないようにしましょう。

ダッシュボード損傷の種類

交通事故でのダッシュボード損傷には主に4つ挙げられます。

①後十字靭帯損傷

膝が後方に揺れるのを防ぎ安定性を確保している膝の中の靭帯です。

②大腿骨骨頭部骨折

太ももの骨の骨盤に近い部分です。股関節を形成しています。

③膝蓋骨骨折

一般的に膝の「お皿」と言われているところです。

④股関節脱臼

人体で一番安定しているためがあるのでほとんど脱臼しません。

助手席で膝を90°に曲げた状態(足を組んでいる状態)のまま、交通事故の衝撃でダッシュボードに膝を強く打ちつけ、膝が90°(足を組んでいる状態)に曲がったまま後方に押しこまれ大腿骨に軸圧がかかり、膝関節や股関節がロックした状態で膝~骨盤に強い衝撃が伝わり、上記のような4つの損傷を生じることが多いです。

前橋市のひかり接骨院では、整形外科や病院での外科的治療後のリハビリや筋の緊張を緩める治療を行っています。

まずは整形外科での指示に従ってください。その後、交通事故前までのからだに早く治るようにしっかりサポートさせていただきます。